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【多肉植物の水やり徹底解説】「週に何回」はダメ!タイミングや方法、注意事項まとめ

2018-08-01

ネットや本でよく「多肉植物の水やりのタイミングは週に〇回」って書いてあるのを見かけませんか?

わかりやすいルールにしたがっていれば安心はできますが、あなたが多肉植物を大切に育てていきたいのであれば、はっきり言ってうのみにするべきではありません。

それでは、なぜよく目にする「定番のルール」がおすすめできないのかという理由と、ベストな水やりのタイミングや方法について。

多肉植物の水やりの基本

まずは基本中の基本から。

多肉植物と他の植物の水やりの違い

多肉植物と他の植物の最大の違いは、「水分を体の中に蓄えておくことができる」ということです。多くの植物が毎日毎日根っこから水を吸い続ける必要があるのに対して、乾燥地帯で育つ多肉植物は雨が降ったタイミングで一気に水を汲み上げて体の中に蓄えておき、次に雨が降るまでの長い時間を体の中に蓄えた水分を少しずつ使いながら成長していくのです。

また、蓄えた水分をできるだけ無駄にしないような特殊な方法で光合成をするなど、徹底的に省エネ対策もしています。

乾季の数ヶ月間まったく雨が降らなくても枯れないような種類もあるほどですから、他の植物に比べると多肉植物の水やりはかなり少なくてよいのです。

「水やりしすぎ」よりも「水不足」の方が100倍マシ!

乾燥に強い多肉植物ですが、逆に水分が多すぎる環境は苦手です。

水やりのタイミング

体の中に蓄えた水分が不足してきたタイミングで水をあげればよいのですが、そのタイミングを見極めるのははじめのうちは難しいでしょうから、まずは「鉢の中の土が完全に乾いたら水をあげる」というルールを覚えておいてください。

水やりの時間帯

水やりの時間帯については基本的にはいつでもよいのですが、特に夏場は涼しくなった夕方に水をあげるのがポイントです

水やりの量

水やりの量は、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげてください。

水やりの方法

基本的にはジョウロでもホースでもなんでも大丈夫。ただし、勢いが強すぎるのはよくありませんので、やさしく水をあげてください。

 

「水やりのサイン」って難しくない?

よく「葉っぱにシワができたら水やりのサイン」と言われますが、種類によってはそのサインがわかりにくかったり、場合によっては手遅れになって葉っぱが枯れてしまうこともあります。

また逆に、古くなって自然に枯れてしまう葉っぱもありますので、それを水不足のサインと受け取ってしまうと、水をあげすぎることにもなってしまいます。

「土が完全に乾いたら」の理由

先ほども、水やりのタイミングは「土が完全に乾いてから」と言いましたが、これには理由が3つあります。

1つめは、多肉が出す「水やりのサイン」を見極めるのが難しい場合に、別の目安として利用できるからです。

2つめの理由ですが、これが一番重要で、土が完全に乾燥することで湿った状態を好む「菌」をやっつけることができるのです。

3つめは、土が乾くことで根っこが水を求めて伸びようとし、根のはりをよくすることができます。

「水やりはたっぷり」の理由

土の中を水が流れることで、たまっていた古い空気や有害ガスが押し出され、新鮮な空気に入れ替わります。

「週に〇回」が間違っている理由

「週に〇回」というルールが、「はじめての方への一番わかりやすい目安」という意味ではありかもしれません。

ただ、ここで「間違いだ!」と言っているのは、そもそも水やりのタイミングを「回数」で考えるのがズレているのです。

季節や天候によってまったく違う

水やりの頻度は季節によってまったく違います。その理由は大きく分けて2つ。

1つは、多肉植物には「成長する時期」と「休んでいる時期」があるからです。

2つめは、季節によって土の乾くスピードが違うからです。

植えている「土」によってまったく違う

多肉植物を買ったお店によっても、ホームセンターなどで販売している商品によっても、土の乾くスピードは全然違います。

植えている「鉢」によってまったく違う

鉢のサイズ、鉢の材質、鉢の形によってもぜんぜん違う。

多肉植物の種類によってもまったく違う

おなじグループの多肉植物でも、品種によっては理想的な水やりのタイミングが違ってきます。

育てている環境によってまったく違う

室内で育てているか、ベランダや屋外で育てているか、風通しが良いか悪いか、東西南北どちら側かでも土の乾き方は違ってきます。

 

水やりで失敗しがちな人の3つのパターン

お花や他の植物を育てている人

植物を育てるのが初めてという方はいちから覚えていけばよいわけですが、他にもお花や観葉植物を育てている人はどうしてもその習慣を引きずってしまいがちです。

先ほどお話した、「多肉植物と他の植物とはまったく違う」ということを頭において、意識を切り替えて水やりをしてください。

葉っぱが枯れるのを気にしすぎ

葉っぱにも寿命がありますので、古くなった葉は枯れやすくなりまし、葉焼けや蒸れなどの水不足以外の原因で枯れてしまうこともあります。

種類によっては新しい葉をどんどん作り出して、古い葉っぱをどんどん落としていくような種類もあります。

それをすべて「水不足かな?」と心配してしまうと、結果として水やりのしすぎになってしまいます。

土が湿っている間は水を上げる必要はありません。

多肉を可愛がりすぎ

大切な多肉を毎日毎日かかさずチェックするのはとても素晴らしいことです。しかし、特になれない最初のうちは過保護を通り越して余計なおせっかいになってしまいがちです。

そもそも最初のうちは多肉植物が出す様々な「サイン」も、そのサインへ「どうこたえてあげればよいのか」もよくわからないはずですから、そんな状態でむやみやたらに心配して行動しても良い結果にはつながりません。

そして、できることといっても水やりくらいですから、結果として水のやりすぎになってしまうことがあります。

多肉植物はタフな植物です。なれないうちは多肉の生命力を信じて、グッと我慢することも大切かもしれません。

 

水やりの注意事項

葉っぱに水がのこる

エケベリアやアエオニウムなどの花のような形をした種類は、上から水やりをすると葉っぱに水滴が溜まってしまいます。

この状態で強い太陽の光があたると、水滴がレンズになってその下の葉っぱを焦がしてしまうことがあります。

また、葉焼け以外にも、水滴がたまって蒸れてしまうことで、その付近の茎や葉っぱが腐ってしまうこともありますので、手間はかかりますが、葉っぱに溜まった水滴は取り除くようにしてあげてください。

葉っぱに水がかかる

多肉植物の中には葉っぱの表面が粉に覆われた美しい品種もあるのですが、この粉は水がかかると少しずつ剥がれていってしまいます。

少し水がかかるくらいは気にしなくて大丈夫ですが、何度も何度も水やりをしているうちに粉が薄れて地肌がむき出しになってきます。

しかも、表面の粉は一度はがれるともとにはもどりませんので、こういった種類に水やりをする場合には、口の細いジョーロなどを使って、葉っぱに水がかからないように水をあげてください。

逆に、それ以外の多肉は葉っぱに水をかける方がよい場合もあります。

ハダニなどの害虫には水をきらうものもありますので、水をかけることで一時的ではありますが、害虫を追い払う効果もあります。

土が飛び跳ねる

あまりに水の勢いが良すぎると、鉢の土がはねて多肉植物にかかってしまうことがあります。

それほど気にしなくてもよいのですが、湿度の高い環境だと雑菌が繁殖してその部分から腐ってしまうようなこともありますし、葉っぱが傷んでしまう原因にもなりますので、土が飛び跳ねない程度の勢いで水やりをしましょう。

水道水つかおう

水道水には殺菌のための塩素が微量に残留しているのですが、湿度が高く土中の雑菌が増えやすい日本では、水道水の塩素のわずかな殺菌効果もメリットになります。

ほとんどの方は水道水を利用していると思いますが、中には雨水や数日カルキ抜きをした水を積極的に利用している人もいます。

それはそれで植物へのストレスを少なくするという効果もあるのですが、逆に雑菌が繁殖しやすくなりますので、私のおすすめは水道水です。

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